市販のシャボン玉液には、高級アルコール系などの合成界面活性剤が使われています。石鹸を使ったシャボン玉液を作ってみましょう。
ストローで吹く小さなシャボン玉の液
用意する物
- ぬるま湯100mL
- 以下の内いずれか
・細かく削った固形石鹸
・炭酸塩が入っていない粉石鹸(純粉石鹸)
・台所用液体石鹸
作り方
- ぬるま湯に、用意した石鹸を少しずつ溶かす。
- 液を付けてストローで吹いてみて、巧く膨らむようになったら出来上がり。
ヒント
- 石鹸液は薄すぎても濃すぎても、うまくシャボン玉ができません。
- 固形石鹸や粉石鹸を溶かした液は時間が経つと粘りが出てきます。
- 液が傷む可能性があるため作り置きはお勧めしません。
輪っかで作るジャンボシャボン玉の液
この液は作りおきをすることができます。
用意する物
- 精製水:1L
- 粉ゼラチン:5g
- 台所用液体石鹸:240~280mL
- 炭酸飲料(キリンレモンなど):20mL~40mL
- ※好みで追加
・ガムシロップ:10mL
・グリセリン:10mL
・ラム酒:10mL
作り方
- 精製水を60℃以上に熱し、粉ゼラチンを入れて良く溶かす。沸騰させないように注意。
- 液を冷まし、台所用液体石鹸を入れて良く混ぜる。
- 少量のお湯(30mL程度/分量外)にガムシロップ、グリセリン、ラム酒を入れて溶かしておき、石鹸液に入れる。
- 炭酸飲料を石鹸液に加え、泡立たない様にしながら良く混ぜる。
- 液を1時間程度寝かせて馴染ませる。
ヒント
ゼラチンやガムシロップなどについて
ゼラチン、ガムシロップ、グリセリン、ラム酒などの添加物は、液の粘りを増して膜の伸びを良くしたり、シャボン玉の色を美しくしたりする働きをします。
どれか一つでも欠けるとできない、というようなものではありません。分量は目安ですので、お好みで工夫してください。
大きいシャボン玉を作る為の道具
ジャンボシャボン玉を作るための輪っかは、針金で作った輪に取っ手を付けて作ります。
輪に毛糸を巻くと液をよく含むのでシャボン玉ができやすくなります。針金ハンガーを利用するのもお勧めです。
参考資料:「しゃぼんだまとあそぼう」(杉山弘之・杉山輝行著、福音館書店)
2020年11月改訂(2012年5月初出)