一歳未満の場合
赤ちゃんにも使える、という謳い文句の日焼け止めを時々見かけます。
しかし、一歳未満の赤ちゃんの皮膚は未熟で薄く、大変にデリケート。そのような肌に「ベビー用」とはいえ日焼け止めを塗るのはおすすめできません。
一歳未満の赤ちゃんにお勧めの紫外線対策は以下の通りです。
日差しの強い時間帯の外出を控える
この時期の赤ちゃんにとっては、日光に素肌をさらさないことが一番の紫外線対策です。特に午前10時から午後2時の紫外線が最も強い時間帯の外出は避けましょう。
物理的に日光を遮る
昼間に出掛ける時には帽子やバンダナ、長袖の服や日傘などで防ぎます。
ココナッツオイルやシアバターを利用
天然のココナッツオイルやシアバターなどは穏やかな紫外線防止効果があります。これらにアレルギーをお持ちでないお子さんには塗ってもよいでしょう。
一歳を過ぎたら日焼け止めも
一歳を過ぎるとある程度皮膚の働きが整ってきます。「日光に当たらない」という対策に加えて、日焼け止めも使えるようになってきます。
使用する場面や目的に合わせて、子ども向きのマイルドな日焼け止めを選ぶとよいでしょう。この場合にも、お肌の様子を充分に注意しながらご使用下さい。
2020年12月改訂(2010年5月初出)