アルカリと酸。具体的に、何がどう違うのでしょうか?それぞれが、どういう性質を持っているかをまとめました。
アルカリとは
アルカリとは、水に溶けたときに以下の性質を表すもののことを言います。
- 水酸化物イオン(OH–)を放出し、pH値は中性の7より上を示す化合物
- 放出される水酸化物イオンの数が多いほど、アルカリの性質が強くなる
- 赤色リトマス紙の色を青く変える(石灰水・アンモニア水・水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)水溶液・水酸化バリウム水溶液など)
- 酸を中和する
酸とは
酸とは、水に溶けたときに以下の性質を表すもののことを言います。
- 水素イオン(H+)を放出し、pH値は中性の7より下を示す化合物
- 放出される水素イオンの数が多いほど、酸の性質が強くなる
- 青色リトマス紙の色を赤く変える(酢・炭酸水・ほう酸水・塩酸・硫酸など)
- アルカリを中和する