水垢の正体は「カルシウム」
コーヒーメーカーを長く使っていると、お湯の出具合が悪くなる事があります。
原因として最も考え得るのは、カルシウムの蓄積です。水中に含まれるカルシウム等のミネラル分が通水部分に蓄積し、水の通りが悪くなるのです。
クエン酸で掃除
カルシウムは金属なので、酸で溶かす事が出来ます。
水を入れるタンクにクエン酸を加えて一通りドリップ工程を行い、その後2~3回きれいな水でドリップして濯ぎます。
汚れの落とし方
- 水タンクに500ccの水を入れ、その中に小さじ1/2のクエン酸をよく溶かす。
- フィルターバスケットとガラスポットをセットしてドリップ開始のスイッチを入れる。
- ドリップし終わったらポットのお湯を捨てて再度セットする
- 通水部に残った酸を濯ぐ為、本体の水タンクにきれいな水を入れて2~3回ドリップする。
- ガラスポットに酸が残らないようよく濯ぐ。
- 一度でお湯の出が良くならないときは、何回かくり返して洗浄する。
ヒント
ホワイトビネガーや一般的な食物酢でも掃除は出来ます。しかしそれらを使うと掃除をしている間中酸っぱい臭いが辺りに漂う為、あまりお勧めではありません。
「お酢のツーンとする臭い」は、酢酸(お酢の酸っぱさの元)という成分が揮発性である為です。クエン酸は基本的に揮発しないのでそのような臭いはしません。
2024年1月改訂(2001年6月初出)