暑い、湿気が多い、ゴミを回収に出せない。こんなときは生ゴミの臭いが気になります。臭いの予防法や、臭いを軽くする方法について考えてみましょう。
目次
水気を減らす
濡らさない
ミカンの皮や野菜の切りくず、食材のパッケージ等はすぐにゴミ箱に入れます。
三角コーナーやシンクの中に放置すると、水や料理の汁を被って扱いにくくなります。また、水を被ることで雑菌も増えやすくなります。
よく絞る
茶殻や抽出の終わったレギュラーコーヒーなどは水分を多く含みます。そのままゴミ箱に捨てるとその水分が雑菌の繁殖を促し、臭いの元になります。
これらはよく冷ましてから、ギュッと絞って捨てましょう。反古紙に包むのも水分比率を下げるのに役立ちます。
茶殻は捨てる前にもう一働き
茶殻は箒で室内を掃除するときに使えます。水気をよく絞った茶殻を床に撒き、その茶殻にホコリを巻き込ませるようにして箒で部屋を掃きます。
ホコリが舞い上がりにくくなる上、茶殻自身もあちこちに箒で転がされていくうちに乾いてゆくので一石二鳥です。
冷ましてから捨てる
お茶を入れた直後の茶殻や、調理中の油を拭き取ったペーパータオルなどは熱を持っています。そのまま捨てるとゴミ箱内の温度を上げ、雑菌の繁殖を促してしまいます。
少し置いて冷ましてからゴミ箱に入れるようにしましょう。
おがくずを利用する
臭いが出たら
ゴミ箱が臭い出したら、おがくずを一掴み振り入れてみて下さい。悪臭がかなり抑えられます。
おがくずが水分・油分をよく吸うことや、木の香りに抗菌効果があることが臭い防止に役立つと考えられます。
予防策
肉や魚のアラや残飯等、特に臭いそうな物はおがくずを十分にまぶしてから捨てると悪臭の発生が相当抑えられます。
生ゴミ箱にポリ袋をセットするとき、底におがくずを多めに入れておくのも効果的です。追って捨てるゴミの水気も吸いとってくれます。
重曹を利用する
臭いが出たら
重曹も消臭効果があります。生ゴミ箱が臭いだしたら、上から重曹を振りかけてみましょう。
有機物が傷んで出てくる臭い物質は酸性のことが多く、重曹のアルカリはそれを中和し臭いを抑えます。また、重曹が水気を吸うこと、pHが上がる(アルカリ側に傾く)ことで、臭いの一因である雑菌の繁殖スピードが落ちる効果も期待できます。
予防策
おがくずと同様、生ゴミ入れのポリ袋にあらかじめ一掴み入れておくのも効果的です。
エタノールを利用する
ゴミ箱をエタノールで掃除
エタノールでゴミ箱を手入れするとカビや雑菌が減り、臭い予防に役立ちます。
消毒用エタノールや掃除用のアルコール製剤などを布に含ませ、ゴミ入れの内部やフタ、持ち手などを拭きます。
掃除用のアルコール製剤の多くは消毒用のものよりアルコール濃度が低くなっています。スプレー後は水気が残らないようきちんと拭き取りましょう。水気を残すと、却って雑菌を増やしてしまいます。
精油(エッセンシャルオイル)を混ぜて香りを楽しむ
抗菌作用があるとされるティートゥリー、ユーカリ、ミント、ラベンダーなどがお勧めです。精油を混ぜるときは、アルコールを入れている容器が耐油性であることを確認しておきましょう。