洗濯物を洗濯機に入れてスイッチポン。これだけが「洗濯」ではありません。
そこにほんの少し、目をかけ、手を掛けることで洗い上がりが変わります。石鹸でも、合成洗剤でも同じです。
石鹸洗濯の場合
最初は分からなくても「見る」
合成洗剤から石鹸に変更したての時は、どこに目と手を掛ければよいのか分からないでしょう。
最初は基本的な使い方を参考にしてみます。その上で、洗濯の様子を見て下さい。
「今日の泡の具合は?」
「石鹸の量は足りてそう?」
「良く溶けているか?」
「この間落ちなかったあの汚れ、今日はどうか?」等々。
洗濯中や洗い上がりの様子を意識的に、継続的に観察してみて下さい。言うなれば「洗濯データの収集」を行う訳です。
上手に判断できるように
データが集積すると、それを基に洗濯方法の改善が可能になります。平たく言うと、石鹸の使い方が上手になります。
また、この汚れなら石鹸でなくてアルカリ剤でOK、或いは部分洗いだけでいける、といった判断も出来るようになります。
洗浄剤を無駄遣いせず、衣類の傷みも抑えられ、環境にも負荷を掛けすぎない洗濯法が身につきます。
具体的な洗濯の仕方
石けん洗濯の達人 (石けん洗濯の達人~洗濯機でのふだんの洗濯を上手に~)をご覧下さい。
合成洗剤の場合
合成洗剤での洗濯でも「目と手を掛ける」基本は同じです。
また、石鹸と同じく洗濯物を入れる前に洗剤と水だけで撹拌しておく(=洗剤と水をよく馴染ませる)と洗い上がりに差が出ます。
合成洗剤の場合は泡立ちが必要量の目安にはなりません。まずは標準使用量を守って使います。その上で、汚れの程度や衣類の種類によって使用量を増減します。
複合石鹸の場合
複合石鹸の使い方は石鹸とほぼ同じです。しっかり泡立つだけの量を使い、よく溶かし込んでから洗濯して下さい。