一般的な紙ナプキンは交換したその場で捨てられますが、布ナプキンは持ち帰って洗濯します。持ち帰りの具体的な方法についてご紹介します。
目次
交換した布ナプキンの持ち帰り方
防水素材のジッパー付き袋に入れて持ち帰ります。
ジッパーでしっかり密封され、におい漏れを防ぎます。「アルミ蒸着」タイプの袋なら中身が見えません。
「サニタリーバッグ」などの名称で市販されている製品を活用すると便利で良いでしょう。100円ショップなどで取り扱いがあるようです。
畳んでから袋に入れるのがコツ
交換した布ナプキンは経血が付いた側を内側にして畳んでから袋に入れましょう。
ポーチや袋へ汚れが移りにくくなり、また汚れが乾きにくいので後で洗い落とし易くなりげます。
アルカリスプレーを活用しよう!
布ナプキンを畳む前に、アルカリスプレーを経血部分に吹きかけておくのがお勧め。
アルカリの作用により汚れが緩み、後の洗濯が楽になります。雑菌が増えにくくなるので、におい対策にもなります。
市販のアルカリスプレーの液を小さなスプレー容器やアトマイザーに小分けしても良いですし、セスキ炭酸ソーダや炭酸ソーダで自作もできます。
「洗濯アロマプラス」でスプレー作り
エッセンシャルオイルが既に配合されている「洗濯アロマプラス」を水に溶かすと良い香りのアルカリスプレーが作れます。使用量は炭酸ソーダに準じます。
※「洗濯アロマプラス」と見た目が似ている「洗濯効き目プラス リモネン」はスプレー作りに向きません。過炭酸ナトリウムが配合されている為ガスが発生し、容器を傷める恐れがあります。
スプレー作りに向かないアルカリ剤
重曹
重曹は水に溶けにくい為、スプレーノズルを詰まらせる可能性があります。
過炭酸ナトリウム
水に溶けて一定の水温になると分解してガスが発生し、そのガス圧で容器が変形・破損する恐れがあります。
過炭酸ナトリウムが原料に含まれている洗剤も同様です。(例:セスキプラス、洗濯効き目プラス リモネン)
持ち帰り時の防臭対策
特別なにおい対策は殆どの場合必要ありません。その日に交換した布ナプキンであれば、においは殆ど気にならない場合が多いためです。
におい対策をしたい場合は、携帯用のアルカリスプレーにエッセンシャルオイルを加えると良いでしょう。殺菌効果のあるティーツリー、ハッカ油、ラベンダー、ユーカリ等がお勧めです。
前述したように、既に香り付きの「洗濯アロマプラス」を利用するのも良いでしょう。
帰宅後の処理
持ち帰った使用済み布ナプキンは、出来るだけ早くポーチやジッパー袋から取り出しましょう。
可能であれば水でざっと洗い、次の洗濯のタイミングまでアルカリ剤の水溶液に浸しておきます(つけ置き)。
布ナプキン以外の選択肢
布ナプキンに慣れない時期の外出には使い捨てナプキンを利用するのも良いでしょう。
一般的な紙ナプキンが肌に合わない時は、オーガニックコットン製・吸水ポリマー不使用と言った配慮がされた紙ナプキンを利用する方法もあります。