水垢の正体は「カルシウム」
電気ポットを使っていると、内側にザラザラとした白い汚れがついたり、白い結晶が砕けた様な物が底に溜まる事があります。
この白い物の正体は主にカルシウムです。水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が熱によって析出した(個体となって出てきた)のです。
カルシウムなので人体に害はほぼありません。しかし、飲み物に混ざると口当たりが悪くなります。また、沢山溜まるとポットの性能を低下させる恐れもあります。
水垢の掃除方法
水垢は酸で落とす事が出来ます。ポットを満水にし、クエン酸や食酢を入れて暫く通電してから濯ぎます。
汚れの落とし方
クエン酸の使用量目安:水1Lにつき小さじ半分~1
- 浄水フィルターが付いているポットの場合は、フィルターを外す。
- クエン酸をポットに入れる。
- ポットを満水にする
- 菜箸などでかき混ぜてクエン酸を溶かす。
- ポットのスイッチを入れて沸騰させる。
- 沸騰したら湯を捨てる。
- ポット内部が冷えたら、残っている汚れをスポンジなどで擦り取る。
- ポットの中に酸や汚れが残らないよう濯ぐ。
- 水垢が取り切れていないようなら上記手順を繰り返す。
ヒント
水垢は、水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が熱によって析出(個体となって出てきた)したもの。
水垢程度のカルシウムであれば人体に害はほぼ無い。しかし、飲み物に混ざると口当たりが悪くなり、たくさん溜まるとポットの性能を低下させる恐れもある。
2024年1月改訂(2001年8月初出)