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ドラム式でも泡立てて洗う
ドラム式洗濯機でも石鹸は使えます。縦型洗濯機と同じく、泡が立つ状態で使うことが重要です。
泡は洗浄を妨げない
ドラム式では石鹸の泡を立てすぎないよう指導されることもあります。ドラム式は叩き洗いなので、泡が多すぎるとクッションになり、叩き洗いの効果が薄れるというのがその根拠のようです。
しかし、叩き洗いの効果を石鹸の泡が著しく阻害することはありません。泡立たない石鹸液では汚れは落ちません。
ドラム式洗濯機での洗い方
- 洗濯槽に洗濯物を入れる。
- 洗濯物の上に粉石鹸を振りかける。一ヶ所に片寄らないよう満遍なく振りかける。
※粉石鹸は「洗剤投入口」には入れない事。石鹸が投入口で固まったり、パイプの途中に引っかかったりする恐れがある。 - 洗濯をスタートする。
- 泡の状態をチェックする。衣類全体に泡が絡んだ状態になっていれば適正。
- 泡が少ないようなら、洗剤投入口から薄めた液体石鹸を少しずつ流し入れる。
注意事項
- 液体石鹸を追加したら、最後にぬるま湯をカップ1~2杯程度注ぎ入れて投入口とパイプ内を濯ぐ。パイプ途中で石鹸分が固まるのを防ぐ為。
- 液体石鹸の原液をそのまま洗剤投入口に注がない事。石鹸が途中で固まり、投入経路を塞ぐ恐れがある。
ドラム式洗濯機使いこなしのヒント
石けん濃度は「濃いめ」
石鹸の量は、パッケージに記載されている標準使用量に比べて高濃度になります。これは少ない水で洗うドラム式洗濯機の特徴です。
「標準使用量」に囚われすぎず、ドラムの中の泡の量を見て適量を探って下さい。
適切な水温とそれに見合った石鹸を選ぶ
ドラム式でも水温は20℃以上を保ちます。風呂の残り湯の利用も効果的です。
使える水温に見合った石鹸を選びましょう。米ぬか油やヤシ油主体の石鹸は比較的低温でも使い易くできています。
「粉石鹸不可」と記載がある場合
粉石鹸は使用不可と取扱説明書に記載されている機種もあります。どうしても上手く使えない場合は取扱説明書に従うのが無難です。
粉石鹸が使えない場合の代替となる洗剤(石けん百貨取り扱い製品)
「泡消し機能」対策
泡消し機能とは
「泡消し機能」とは、ドラムの中で泡が異常発生することを予防する機能です。
泡が立ちすぎると洗剤投入口等から泡が溢れ、故障の原因になるためです。
泡消し機能が働いてしまったら
泡消し機能が過敏な機種では、適正な石鹸の泡立ちまでエラーだと検知し排水することがあります。
そうなった場合には、一旦排水が終わるのを待ちます。
排水が終わって洗濯機が再稼働したら、泡の状態を見て下さい。泡が足りないようなら、洗剤投入口から水で薄めた液体石鹸を少しずつ足します。