キューティクルが開くため
髪は、水で濡れるとそれだけできしみやすくなります。加えて石鹸シャンプーは弱アルカリ性なので髪のキューティクルが開く事もきしみの一因です。
酸性リンスで大体治まる
弱アルカリに傾いた髪の毛を酸性リンスで中和させると、開いたキューティクルが閉じてきしみ感が軽減されます。
酸性リンスは、ヘアトリートメントのように長時間髪に付ける必要はありません。石鹸のアルカリ性を酸性リンスが中和するのにかかる時間は短い為です。
酸性リンスの使用量は基本的には容器に記載されている量を使います。その上で、髪が長い・短い・多い等の理由で過不足を感じた場合は肌や髪の様子を見ながら加減して下さい。
酸性リンスが不要なケースも
子供の髪や短髪の場合などは特にきしみを感じない場合もあります。そういう時は酸性リンス無しでも構いません。
また、シャンプーしてから時間が経つと頭皮から皮脂などが分泌され、自然に中和が起きる事もあります。開いたキューティクルも、髪の状態が悪くなければ乾くにつれて自然に閉じます。
たっぷり泡を立てるときしみにくい
石鹸でシャンプーする時にはたっぷりの泡を立てましょう。
濡れた髪同士が擦れ合うと髪が傷む原因となりますが、石鹸の泡はそれを防いでくれます。髪の傷みが少なければきしみ感も減ります。
また、髪をこすり合わせるような洗い方も傷みの元です。これは石鹸シャンプーでなくても同じ事です。
髪が傷んでいるときしみ易い
髪が傷んでいる場合は、酸性リンスをしてもきしむ事があります。
2020年11月改訂(2003年2月初出)