全く漏れない、という事では無い
全く漏れないということはありません。長時間交換しなかったり、経血量がナプキンの吸収力を超えたりすると当然漏れてきます。
よって、それなりの対応は必要です。
布は案外吸収力がある
一方、「布だけなのに思った以上に吸収する」という意見もよく聞かれます。
布ナプキンにはネル、ワッフル、パイルなどがよく使われます。これらの生地は吸水力・保水力がとても強いのです。
仕立てや使い方の工夫で吸収力アップ
さらに吸収量を上げるため、経血を受ける部分が二重仕立てになっている製品もあります。
また、布ナプキンはパッドを重ね使いして自分で吸収力や保水力を調節できます。市販の布ナプキン用防水シートをショーツとの間に挟み込んで貫通漏れに備えたりすることもできます。
高機能タイプは吸収力が高い
高機能な吸収体が内蔵されているものは、薄くても紙ナプキンと同じくらいの吸収力があります。
また、防水布が内蔵されていれば貫通漏れもほとんどありません。よって、漏れに関しては紙ナプキンと同程度の気遣いをしていれば大丈夫です。
布ナプキンの交換タイミングがよく飲み込めないうちはこのタイプをメインに使うのもよいでしょう。
新品の布ナプキンは洗ってから使う
注意が必要なのは、新品の布ナプキンです。
新品の綿製品には、綿が本来持っている油分が多めに残っていることがあります。その油分に弾かれた経血がナプキン表面を滑って横漏れすることがあるのです。
これは、布だけのタイプでも吸収体・防水布内蔵タイプでも同じです。布ナプキンを購入したら使う前に一度洗濯して油分を落としておきましょう。
2020年12月改訂(2013年3月初出)