石鹸シャンプーの後には酸性リンスを
石鹸シャンプー後には、アルカリ側に傾いた髪の状態を弱酸性に戻すため酸性リンスを行います。
基本的には、食酢やクエン酸など酸性のものを薄めて、さっと髪全体に行き渡るように流し掛けた後、すすぎます。すすぐ時に、目の粗い櫛を使うとリンスが馴染みやすいようです。(→石けんで上手にシャンプーできません。コツを教えて!)
この酸性リンスに、好みの素材を加えて工夫することも出来ます。
お酢にハーブを浸け込む
主に、お酢特有の刺激臭を和らげる目的で行います。
10日程度漬け込んだらハーブは引き上げましょう。
ハーブの種類は好みで選びます。カモミール(カモマイル)やセージ、ローズマリー等の「髪に良い」とされるハーブを選ぶのも良いでしょう。
グリセリン、蜂蜜、砂糖、ペクチンなどを加える
水500mlにクエン酸60g程度の基本的なレシピに追加します。
これらには保湿作用がある為、洗い上がりの髪の手触りが良くなる効果が期待されます。グリセリンは入れすぎないよう注意しましょう。
精油(エッセンシャルオイル)で香り付け
精油をグリセリンやエタノール等で乳化し、リンス液に加えます。※エタノールで刺激を感じる人はご注意下さい。
精油は必ず乳化してから加えること
精油は油なのでシンプルなクエン酸リンス液には溶け込みません。溶けていない精油が直接肌に触れると肌を傷める恐れがあります。
精油を使う場合は、直接肌につけない、濃度を守る、などに注意し、精油の性質や扱い方を理解した上で使いましょう。
2020年12月改訂