昔の洗い方は?/石鹸がなかった時代は、どうやって洗っていたの?

アルカリや天然界面活性剤

石鹸がなかった時代には、アルカリや天然の界面活性剤で洗濯をしていました。

昔の日本では

界面活性剤を含む植物

ムクロジやサイカチという植物の実が汚れ落としに使われていました。これらは、天然の界面活性剤であるサポニンを含んでいます。

木灰

木の灰を水で溶かしてその上澄み液(灰汁)を利用することもありました。

灰汁はアルカリ性なので、油を乳化したりタンパク質を分解したりできます。この働きによって皮脂や食べこぼしをきれいにすることができたのです。

海外では

古代エジプト

古代エジプトでは、ナトロンという天然の炭酸塩(これもアルカリ剤)や酸性白土という粘土、ハウチワマメという植物の実が使われました。

古代ローマ

古代ローマでは木灰や白土のほか、腐らせた尿も洗濯に使われていたようです。尿の成分である尿素が分解するとアンモニアという洗浄力のある物質になるからです。

アンモニアには刺激臭があるので、そんな臭いの中でのお洗濯はさぞかし辛かったことでしょう。

2022年6月改定(2001年9月初出)

石けん百貨取扱い商品

界面活性剤以外の洗浄剤

基本のアルカリスプレー画像

基本のアルカリスプレー

セスキ炭酸ソーダを主成分としたスプレーです。台所や住まいの油汚れ・手垢汚れの拭き掃除に効果抜群。また、洗濯物のエリソデ汚れのプレケアにもどうぞ。

1,210円(税込)

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石けん百貨 アルカリ洗浄剤

セスキ炭酸ソーダの進化版。炭酸ソーダを程よく配合して洗浄力をアップ! セスキの使いやすさそのままに、使用量は1/2になりました。台所のベタベタ油汚れなどに効果抜群。無香料。

825円(税込)

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セスキ炭酸ソーダ

軽い汚れの洗濯・浸け置き洗濯・住まいの掃除・食器洗いなど、マルチに活躍する定番のアルカリ剤です。水で溶いて「セスキスプレー」を作れば、台所のベタベタ汚れも楽に落とせます。

715円〜4,620円(税込)

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炭酸ソーダ(炭酸塩)

重曹やセスキと比べてpHが高く、家庭用アルカリ剤の中では最も強力。洗濯用粉石鹸の助剤や、これ単体で「アルカリ洗濯」に。また、セスキ同様にアルカリスプレー作りに使えます。

605円〜3,740円(税込)

アルカリ洗濯

掃除と住居ケア