風呂の残り湯をくみ上げる風呂水ポンプ。ホース内側についた黒カビの掃除の仕方は？

風呂水ポンプ内部のカビ・ヌメリは過炭酸ナトリウムで対処します。

タライに浸けおき

別売り型のポンプと洗濯機付属のポンプ、両方に対応できる方法です。

1. 風呂水ポンプを充分に浸せる大きさの容器（タライなど）に50℃位の湯を入れる。
2. 酸素系漂白剤を振り入れる。（10L当たり100gが目安）
3. 別売り型の風呂水ポンプは、スイッチやプラグなど通電部分を取り外し、水に浸けても問題ない部分のみタライのお湯に浸ける。
4. 洗濯機付属の風呂水ポンプは洗濯機本体から風呂水ポンプを抜き取ってタライのお湯に浸ける。
5. ホースやポンプ部分をお湯の中で振って空気を追い出し、内部に過炭酸ナトリウム水溶液が満遍なく触れるようにする。
6. 30分～1時間放置する。
7. 風呂水ポンプを引きあげてホースの中のお湯を捨て、外側を水でよく洗い流す。
8. 通電部品を付け直したり、本体にセットし直したりして元通りの形にする。
9. タライにお湯か水を溜め、それをポンプで汲み上げてポンプ内部を濯ぐ。

洗濯槽掃除のついでに：別売り型の風呂水ポンプ

ホームセンターなどで販売されている風呂水ポンプを、縦型洗濯機の洗濯槽掃除ついでに掃除する方法です。

1. 洗濯槽に50℃程度のお湯を最高水位まで入れ、お湯10Lあたり100gの過炭酸ナトリウムを入れる。
2. 3分くらい攪拌したら、洗濯槽に風呂水ポンプをホースごと沈める。（スイッチ部分やプラグなど電気が通る部分はお湯に浸けないこと）
3. 風呂水ポンプのスイッチを入れ、洗濯槽の過炭酸ナトリウム水溶液をしばらくホースに循環させ、そのまま浸けおく。
4. 1～2時間たったら、風呂水ポンプとホースを引き上げて外側を水洗いする。洗濯槽の掃除は別途続ける。
5. 洗濯槽にすすぎのための水を溜めているとき、その水を利用して風呂水ポンプのホース内部にも水を通してすすぐ。
   ※洗濯槽が回っているときにポンプを槽の中に入れないこと。パルセーターの攪拌によってポンプが傷むことがある

洗濯槽掃除のついでに：縦型全自動洗濯機に付属の風呂水ポンプ

縦型全自動洗濯機にあらかじめ装備されている風呂水ポンプを洗濯槽掃除のついでに掃除する方法です。

1. 水位を最高水位からひとつ下の水位に設定し、洗濯槽に50℃くらいのお湯を入れる。
2. お湯10Lあたり100gの過炭酸ナトリウムを入れ、3分くらい攪拌する。
3. 水位を最高水位に変更し、洗濯槽のお湯の中に風呂水ポンプの先を沈める。
4. 風呂水ポンプのスイッチを入れると、最高水位までお湯を溜めようとして風呂水ポンプが洗濯槽内の過炭酸ナトリウム水溶液をくみ上げ始める。（くみ上げたお湯は給水口から洗濯槽に戻る）
5. 風呂水ポンプ内にお湯をしばらく循環させたら電源を切り、そのまま1～2時間放置する。ときどき風呂水ポンプのスイッチを入れてホース内部にお湯を循環させてやるとより効果的。
6. 風呂水ポンプを洗濯槽から引き上げ、ポンプ先端部分を上に持ち上げてホース内に残っているお湯を洗濯槽に戻す。
7. 洗濯槽掃除をそのまま続け、洗濯槽をすすぐ工程まで進める。
8. すすぎのための水がある程度槽に溜まったら一度スイッチを切り、風呂水ポンプを洗濯槽の水の中に沈める。
9. 最高水位に設定し、風呂水給水モードにして洗濯槽の水をくみ上げてホース内をすすぐ。
10. 風呂水ポンプを洗濯槽から引き上げ、ポンプ先端部分を上に持ち上げてホース内に残っている水を洗濯槽に戻す。
11. 洗濯槽掃除と同じ手順で洗濯槽をすすぐ。

定期的なお手入れ

風呂水ポンプの取水部分に過炭酸ナトリウムを仕込んで黒カビを予防する方法です。お風呂の残り湯が冷めないうちに行うと効果がアップします。