「水」=「水道から出したばかりの水」と定義すると、濯ぎは水で良い場合とそうで無い場合があります。
水温が低い時期は要注意
石鹸で洗濯する場合、濯ぎの水温も仕上がりに大きく影響します。1回目の濯ぎまでは最低20℃を確保しましょう。勿論、2回目以降の濯ぎも同じように出来れば最善です。
夏場なら、大抵の地域で蛇口から20℃以上の水が出ます。最初の内は温度計を利用すると確実です。
注意が必要なのは水温が低くなる秋から冬です。風呂の残り湯や給湯器の湯を利用する等して水温を上げましょう。
風呂の残り湯を上手に利用
風呂の残り湯も、余程汚れていない限りは1回目の濯ぎまで使えます。ただし、最終濯ぎは水道から出したての水を使いましょう。
どうしても水温が保てない時は
水温の低い時期はそもそも石鹸が使い辛く、水温の保持も難しい傾向にあります。
そのような時期は石鹸を一休みして、アルカリ主体の洗剤をメインに据えて洗濯をすると家事の手間が省けます。
アルカリ主体の洗剤例
- セスキ炭酸ソーダ
→シンプルなアルカリ洗濯に。 - 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
→過炭酸ナトリウム洗濯に。40℃のお湯が必要だが、活性酸素の働きで殺菌漂白作用もある。洗濯槽のカビも抑えられる。 - セスキプラス
→アルカリと洗浄用酵素の力で汚れを落とす。界面活性剤不使用。 - ナチュウォッシュ
→アルカリと、ごく少量の合成界面活性剤の力で汚れを落とす。
2020年2月改訂(2009年11月初出)