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傷んだように「見える」事はある
合成界面活性剤使用のシャンプーから石鹸シャンプーに切り替えると、一時的に髪がパサついたりべとついたりする事があります。
これは、以下のいずれかである場合が殆どです。
元々傷んでいた髪の状態が露呈
合成界面活性剤使用のシャンプーやリンスには、髪の見た目を良くする添加剤が入っています。石鹸はそのような添加剤を洗い落としてしまいます。
隠されていた傷みが露呈した事で「石鹸で髪が傷んだ」様に見える訳です。
石鹸の使い方が適切では無かった
石鹸の使い方を間違えて起こった髪のトラブルを「傷んだ」と勘違いされることもあります。例えば以下の様なケースです。
石鹸の使用量が少ない
髪や頭皮の汚れに対して石鹸が少ない。
→汚れや石鹸カスが髪に沢山残る。
→髪がベタベタゴワゴワになる。
石鹸シャンプーの濯ぎが不足
石鹸をよく洗い流さずに酸性リンスをした。
→石鹸と酸が反応して脂肪酸が生成される。
→脂肪酸が付着した髪がべとつく。
髪質に合わないタイプの石鹸を使った
皮脂量が多いのに、洗浄力が穏やかな石鹸を使った。
→皮脂が充分に洗い流せない。
→髪がべとついたり、頭皮が臭ったりする。
上手な石鹸シャンプーの仕方を動画で確認
石鹸シャンプーの方法については「石鹸シャンプーの上手な仕方」、「動画版・石けん達人講座(シャンプー・リンス編)」をご参照下さい。
2020年12月改訂