身体の洗い方

ゴシゴシ洗いはNG

古い角質をしっかり落としたいから、ナイロンタオルで力を込めて体中ゴシゴシ。こんな洗い方は肌を傷める可能性があります。

角質層を傷めるとトラブルの原因に

肌を擦りすぎると、肌の表皮に存在する角質層バリアが傷つきます。

このバリアは、外界からの刺激物や病原菌が体に入らないように守ってくれるとても大事な存在。そこに傷が付くと、様々な刺激が皮膚に侵入しやすくなります。

その結果、かさつきやかゆみ、湿疹など肌トラブルの原因になります。

不要な角質は自然に剥がれ落ちる

古くなって不要になった角質は、入浴することでそのほとんどが自然に落ちてゆきます。「剥がさなければ!」と躍起になる必要は全くありません。

ゴシゴシ洗いで傷ついた角質層が元に戻るのには2週間以上かかるともいわれます。ゴシゴシ洗いは百害あって一利なしです。

石鹸の泡で優しく洗う

体も、洗顔と同じように「泡で優しく包むように」洗いましょう。石鹸の泡を肌に乗せて転がすようにすると、泡の網目の中に汚れが吸い取られてゆきます。

極端な言い方をすれば、ナイロンタオルに石鹸をなすりつけて泡立てないままゴシゴシするより、泡をふんわりと肌に乗せるだけの方がずっと洗浄力があるのです。

余程激しい汚れが付いているので無い限り、肌から洗い流したい汚れはこのような洗い方で十分に落ちます。(ホコリや雑菌、余分な皮脂や汗など)

泡立てのコツ

身体を洗うのに必要な量の泡を立てるには、例えば以下の様な方法があります。

  • 泡立てネットを利用する。
  • 食器洗い用のスポンジを利用する。
  • 洗面器に少量のお湯を溜め、適量の石鹸を溶かして手でバシャバシャとかき混ぜる。

【石けん楽会に投稿されたゆらさんほか、数名のアイディアをいただきました】

2020年11月改訂(2012年9月初出)

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